インターネットを眺めていると、発達障害を抱える方が恋愛や結婚に関する悩みを多く抱えていることに気づきます。その悩みの深さに、心が痛むこともあります。私自身、発達障害と診断された後に多くの壁に直面しましたが、それでも多くの学びがありました。この記事では、私の体験談を共有し、少しでも力になれたらと思っています。あくまで私個人の経験に基づく内容ですので、参考程度に読んでいただけると幸いです。
私の恋愛と結婚の経験
私はこれまでに3度の結婚と離婚を経験しました。その中で2度目の結婚生活中に発達障害と診断されました。そして3度目の結婚生活でも、異なる困難に直面しました。これらの経験を通じて気づいたことや学んだことをお伝えします。
2度目の結婚と発達障害の診断
2度目の結婚相手は健常者の方でした。発達障害と診断されたことで、私自身も混乱し、その影響で夫婦関係にひずみが生じました。最終的に、私の障害が原因の一つとなり離婚に至りました。振り返れば、「障害がある中でどうすればより良い関係を築けるか」を夫婦でじっくり話し合うべきでした。
当時の私は、自分の特性をどう説明するかや、夫婦としての解決策を考える余裕がなく、また話し合い自体を避けてしまいました。今になってみると、「あの時もっと話し合えていれば」と後悔することがあります。
話し合いの重要性
結婚生活だけでなく、恋愛中のカップルにおいても、話し合いは必要不可欠です。話し合いによって、問題を共有し、解決への道筋が見えることも少なくありません。また、お互いの気持ちを率直に伝えることで、相手に対する理解が深まり、信頼関係が築かれます。
しかし、どれだけ話し合っても解決しない場合もあります。そのような時は、「縁がなかった」と潔く割り切ることも大切です。無理に関係を続けるよりも、お互いの幸せを考えた選択だといえるでしょう。
3度目の結婚:精神障害当事者との生活
3度目の結婚相手は精神障害を抱える方でした。私たちは就労継続支援A型の職場で出会いました。彼は1か月早く職場に入っており、私の教育係を務めてくれていました。一緒にバスで帰ることが増え、会話を重ねるうちに自然と恋愛感情が芽生えました。そして同棲を経て結婚に至りました。
結婚と同居は事前の話し合いが鍵
結婚後、元夫の母(姑)が「息子を入り婿にしてほしい」と希望したため、私の母の家で同居することになりました。しかし、元夫は食事が終わるとすぐ自室に閉じこもるなど、母との接触を避けるようになり、母は不満を募らせていました。この状況から学んだのは、同居を始める前に、家族全員でしっかり話し合いを行い、役割やルールを決めることの重要性です。
同棲と結婚の違い
同棲と結婚では、生活の見え方が大きく変わります。同棲中は良い部分が多く見えがちですが、結婚生活では家族間の関係や生活習慣の違いが浮き彫りになります。この違いを理解した上で、事前に準備や話し合いをしておくことで、結婚後のトラブルを減らせると実感しました。
恋愛や結婚で大切にしたいこと
これまでの経験を通じて、発達障害を抱える方が恋愛や結婚において大切にすべきポイントをお伝えしたいと思います。
発達障害を持つ方へのエール
発達障害があるからといって、恋愛や結婚ができないわけではありません。私自身の経験を通じて、挑戦を恐れず、自信を持つことの大切さを実感しました。恋愛や結婚生活で困難に直面した時には、一人で抱え込まず、専門家の支援や周囲の助けを借りながら乗り越えてください。
未来を見据えて
この記事を読んでくださった方が、自分らしい恋愛や結婚を楽しみながら、幸せな未来へ向かって進んでいけることを願っています。発達障害があっても、自分や相手を大切にすることで新たな道が開けます。私の経験を通じて、少しでも「自分にもできる」と思えるきっかけになれば嬉しいです。困難な時もあるかもしれませんが、自分らしく一歩ずつ進むことが大切です。あなたの未来が幸せで満ちたものになるよう応援しています。